鉄道旅行のための快適さと安全性

最近の鉄道旅行は高速であり豪華でもあります。客車の構造に軽量材料を使用することにより、高速列車の速度と経済性の両方の改善に役立っています。 エネルギーに関心が高まる現代社会においては、個人で自動車を利用する旅行に比べて鉄道旅行は環境に配慮していると考えられています。多くの人々が毎日鉄道で移動しますが、それ故に鉄道は快適で安全な乗り物でなければなりません。プロマットは、これらの各分野において役立つ革新的な断熱ソリューションを開発してきました。
プロマットの考える鉄道旅行の安全性
車両の軽量化のために、アルミニウムや複合材が多く使用されるようになってきました。しかし、これらの材料は火災などが発生した際、炎や温度に対して弱く、設計の段階でいかに耐火性能を上げて安全性を高めるかという問題が生じています。

木や紙などの火災でも、1時間で900°Cを超えることがあります。アルミニウムは、鉄道の客車の構造、特に床構造に広範囲で使用されていますが、そのアルミニウムは、約660°Cで融解し、わずか200°Cで強度が25%低下してしまいます。

複合材料においては、火焔や高い温度に暴露されることで、火災からのダメージを受けてしまいます。複合材の安全性の指標として、暴露されうる限界表面温度として熱変形温度(HDT)がしばし採用されますが、これは複合材に特定の荷重が負荷された状態で変形し始める温度を測定するものです。プロマットは、アルミニウムや複合材などに対する防耐火(PFP)に関して、幅広い知識と実績があります。また当社には、耐火試験を実施するための自社設備を保有しており、お客様が検討されているシステムを、様々な国際規格に準じた方法で試験することが可能です。

プロマットとデータレコーダー
鉄道用データレコーダーは、航空機の「ブラックボックス」と同様に、高速列車では近年標準化しつつあります。万一衝突した場合に、データレコーダーを分析することで事故の数分前からの列車の運転状況を記録した詳細な情報が得られます。

プロマットのシステムは、そのような重大事故の場合であっても、データレコーダーを火災による損傷から保護することができます。

プロマットと鉄道旅行者の快適性
最新のディーゼルエンジンは、より高い温度で運転するように設計されており、結果的に排気ガスの温度が高くなります。列車の空気抵抗を抑え、かつ客車のデザインを良くするために、この排気管を客車内に設置する場合がありますが、高温の排気管をいかに断熱するかという設計上の課題が生じています。

プロマットは、この排気管の断熱に対し、占有スペースを最小限に抑え、重量の追加も最小限にとどめることができる「マイクロサーム®超薄型フレキシブルパネル」による完全なソリューションを提案してきました。この断熱ソリューションにより排気管からの熱を封じ込め、客室への放熱を最大限に防止することが可能となりました。



鉄道用途のための断熱設計の課題
断熱材の寸法、重量、および性能は、最新の鉄道用車両の設計においてすべてきわめて重要です。使用する断熱材は以下の設計基準を満たさなければなりません:

  • 最高の性能‐最高の断熱性能
  • 耐熱性能
  • 不燃性
  • 最小の容積‐最も軽い重量
  • 熱に対する耐衝撃性能
  • あらゆる温度で寸法変化がないこと。経時劣化や収縮がないこと
  • 振動に対する耐衝撃性能
  • 耐水性を含む様々な環境下で利用可能
  • 厳しい寸法公差
  • 製造工場におけるプレ成型、要求に合った材料の被覆、およびほかの部材や部品との組合せ
  • 量産効果による コストダウン
プロマットは、これらすべての設計課題に合致する「エンジニアリングソリューション」を提供しています。当社の持つ製品群は、最も低い熱伝導度を有するまさしく最高性能の断熱材です。プロマットが提供するシステムは最も優れた性能と認められています。

断熱ソリューション

鉄道車両‐床および耐火壁

火災発生時に、客車の構造自体の損傷を防ぐには、防耐火(PFP)システムが非常に効果的です。最も効果的なシステムは、火災の際に直火にさらされる可能性がある面に、高性能断熱材を設置する方法です。

重量は、速度および運転効率にとって重要になります。さらに耐火・断熱材の厚さを最小限に抑えることにより、特に高さ方向に対して、車両の最大限のスペースを確保することができます。薄く軽量で非常に効率的な断熱材は、鉄道用途で現在使用されている最新の構造材料使用を可能にしました。

プロマットは、マイクロサーム®防耐火システムを提案しています。これはヨーロッパの各鉄道車両メーカー様ならびに鉄道設備メーカー様と共同で開発したもので、今では地下鉄、路面電車をはじめ、鉄道や高速鉄道などさまざまな鉄道車両で使用されています。

アルミニウム製車両の床面を保護するための、「マイクロサーム®フレキシブルパネル」を含む防耐火システムは、非常に簡単に設置することができ、Cスロット固定レールに取り付けるだけです。これは、上部床材およびアルミニウム床押出成型品と組み合わせて使用します。

マイクロサーム®フレキシブルパネルによる防耐火システムは、革新的かつ簡単で、迅速に取り付けることができます。またきわめて頑強で、長年使用しても安定した耐火・断熱性能を保持することが可能です。

最小限の厚さ‐最高の性能
プロマットシステムを使用することで、隔壁、構造壁、引戸の耐火においてEN45545およびASTM E119などの規格を最小限の断熱厚みで満たすことができます。例として、アルミニウム構造の床の裏面を保護する代表的なシステムでは、6mm厚さの「パネル型マイクロサーム®」を設置することで、火災に30分間さらされた後でも、床面の温度が通常の周囲温度に比べわずかに70°Cしか上昇しない設計仕様となっています。

断熱材は、指定された寸法・形状に合わせて供給しています。また、ご要望に応じ表面に被覆あるいは塗装を施しての供給も可能です。その他プロマットのシステムには、プロマグラフ®(生体溶解性ブランケット)、ダルフラテックス®(セラミッククロス)、プロマシール®(熱膨張シール材)、およびプロマサウンド® TL(防音材)などがあります。プロマットは、積層およびフォーム充填複合構造の完全な保護システムも提供しています。
ディーゼル排気装置の断熱材

鉄道車両の空気抵抗を抑えるべく、排気管を車両の内部に配置することが増えています。この場合、構造体への損傷を防いだり、客室への放熱を抑えるために、熱からの保護が必要です。プロマットはマイクロサーム®システムを用いた究極のソリューションを提供することができます。当社の超薄型フレキシブルパネルは、断熱材による占有スペースを最小限に抑え、重量の増加も最小限に抑えます。尚、この断熱材は、振動や熱衝撃による影響を受けません。また、全ての断熱材はお客様のご要望に応じた形状・寸法で製作いたしますので、現場では簡単にかつ迅速に設置いただくことが可能です。

キルティング型マイクロサーム®パネルは、ディーゼル排気装置用の最も薄く最も軽い断熱システムとして認められています。
データレコーダーの保護

高速列車には、万が一の重大事故に備え、データレコーダーを搭載しています。

このデータレコーダーは、重大事故が発生した際、事故前の数分間の重要なデータを記録し、事故後の原因究明に活用されます。そのために、高速度での衝撃、爆発、火災などに耐える得るため、十分に頑強でなければなりません。

プロマットは、データレコーダーの断熱保護のマーケットリーダーです。
その他の用途

その他の用途において、マイクロサーム®は、空調設備の断熱材、遮熱材、ディーゼルエンジン用排気ガスフィルターの断熱材などとしても使用されています。